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フェレットのインスリノーマ

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    フェレットのインスリノーマ

    フェレットのインスリノーマ

    インスリノーマは、主に中高齢期(約4歳以上)のフェレットに発生する疾患で、血糖値が低下する病気です。「元気がない」「ケージにいる事が多い」「後ろ足がふらつく」「流涎(よだれ)」などが主な症状です。低血糖が重度になると痙攣や発作、昏睡状態に陥り、最悪の場合死に至ります。

    当院では、血糖値が60mg/dl未満の状態を病的な低血糖症と判断しています。

    主な原因としては、膵臓に存在するβ細胞と呼ばれる細胞が腫瘍化した、インスリノーマと呼ばれるものになります。この膵臓のβ細胞は、血糖値を低下させる作用のホルモン、すなわちインスリンを生産する細胞であるため、腫瘍性に増殖したβ細胞から過剰なインスリンが生産されてしまいます。この過剰なインスリンが低血糖を引き起こします。

    このインスリノーマの治療としては、ステロイドの内服による内科的治療を行います。
    ステロイド (プレドニゾロン) の投与を受けると、体内ではインスリンの効果が減弱し、肝臓において糖の合成が活発化すること等によって血糖値の増加が図られます。

    ステロイドの効果が不十分となった場合には、ジアゾキシドという薬剤の投与を検討しますが、効果に個体差があるので、第一選択の薬剤としては、プレドニゾロンを採用しています。

    また外科的治療(腫瘍の摘出)は、目に見えないレベルでの腫瘍の発現や効果が一時的であることが多いため、第一選択では行っておりません。他の目的のために開腹手術を実施する場合においてのみ、膵臓にインスリノーマが発見された場合には摘出しています。しかしインスリノーマの影響を完全に排除することは困難であり、内科療法の継続は必要となります。

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