ウサギのスナッフル
ここ最近、急激に気温が低下したことによる環境要因でくしゃみ、鼻水などの症状で来院されるウサギさん達が多くなってきました。
これは様々な細菌感染により、例え無症状でも保菌していたり、はたまた抵抗力が弱くなった時に発症するウサギのスナッフルという鼻炎・副鼻腔炎です。一般的に多い症状として、くしゃみや鼻水、ズーズーといった鼻音、前肢の汚れなどが顕著にみられます。放っておくと嗅覚が弱まるため、咀嚼する時に呼吸がつらくなるため、食欲の低下がみられます。さらに中耳へと細菌感染が波及すると、耳を気にする素振りや頭を傾けたりすることもあります。また似たような症状でも、腫瘍によるものや、歯の伸びすぎによる問題もあるため、鑑別診断が必要な場合もあります。
もしウサギさんの鼻の異常がみられたら、ご相談ください。